ミミ!

と言えば、ロードランナーの鳴き声(?)

米アニメーション監督チャック・ジョーンズ氏が亡くなったそうです。

トムとジェリー」なんかと比べるとちょっと知名度は下がりますが、バッグス・バニー、ダフィ・ダッグ、ロードランナーなどのワーナー・ブラザーズのアニメーション、LOONEY TUNESの代表的な監督の一人です。
ハナ&バーベラの後のトムとジェリーの演出を手掛けた事もあったのですが、チャック・ジョーンズの色とハナ&バーベラの色が濃くついてしまったトムジェリは合わなかったのでしょう、どうもチャック・ジョーンズ演出のトムジェリには違和感がつきまとい、ハナ&バーベラ演出作品より一段落ちるように思います。
やはり、彼の持ち味は「ロードランナーとワイリー・コヨーテ」なんかの繰り返しギャグと独特の不条理感につきると思います。ロードランナーをしとめようと壁に道路の絵を描くコヨーテ、なぜか絵の筈の道路をそのまま疾走するロードランナー、自分もやってみて壁に激突するコヨーテ、という一連のギャグ、わかっていても何度見ても笑えます。

そして個人的にはダフィ・ダッグが彼のベスト・キャラです。バッグスみたいにスマートでなく、ロードランナーのように超人的でもなく、人間味あふれ、欲望に忠実、(そしていつもひどい目にあう)そんなダフィこそワーナーアニメで最も愛すべきキャラクターではないでしょうか。

チャック・ジョーンズ氏のご冥福をお祈りします。