ふたり

大林宣彦は基本的に好きなんですが、なかでも「ふたり」は特に思い入れのある映画です。
すごく久しぶりに見たのですが、記憶にあったよりもビデオ合成はチャチく、駅伝、第九のシーンの酷さは覚えていたのですが、それ以外にも事故のシーンとか、そこかしこにチープな特撮。でもいいんです。それも含めて大林映画です。
劇中歌「草の想い」が好きで、その昔、サントラを買ったら、エンディングで流れる大林&久石バージョンしか入ってなくてがっかりした事を思い出しました。
なんとも気が早くて恥ずかしい事ですが、岸部一徳演じる「娘を持つ父親」役にすっかり感情移入してしまい、見終わった後はぐっときてしまいました。