老人と海

ヘミングウェイの名作をアレクサンドル・ペトロフがアニメ化した作品が、今度日本でも発売されます。
ペトロフと言えば油絵アニメ!
ガラス板の上に指で油絵の具で描いた絵をアニメーションにしているのですが、とにかく凄いです。「おかしな人間の夢」は国内でDVDも発売されているので一見の価値はあります。「雄牛」は1990年広島国際アニメーションでグランプリです。
(「おかしな人間の夢」は「世界のベストアニメーション2」収録。この盤はペトロフ以外も傑作揃いです。見つけたら買いましょう)

しかし最近のペトロフはデジタル合成とかしててちょっと違うんじゃないかという気もします。チェコの若手アニメ作家がトルンカみたいなアニメをCGでやってます、というような番組を確かNHKで見たときも、それは違うんじゃないかと思いました。
所謂アニメでなく、アニメーション作品というのはその作品に捧げられた手間暇、言い換えれば執念が作品価値を高めているように思うのですが、そういった観点から見ると流行のCGだデジタル合成だ、なんていうのは楽してんじゃねえのかと思ってしまったり。

発売元はパイオニア、3/22発売予定だそうです。公式サイトはちょっと探したんですが見つかりませんでした。