お好み焼きとサッカーと古いモニタ

先日、id:jkondoid:danjouと職場近くのお好み焼き屋さんに行った時の話です。
丁度その日はサッカーの日本代表の試合があり、d氏が試合を見たがっていたため、我々はテレビを見ることのできる店を探して職場周りを歩いてうろうろしていました。何軒か周ってやっと見つけたそのお好み焼き屋は幸い他にお客さんもいません。お店の人に「サッカー見ていいですか?」と尋ねたら快く了解してくれたばかりでなく、なぜか上下に2個重ねておいてあるテレビ両方スイッチを入れて、両方にサッカーを映してくれてd氏も大満足です。
その2個のテレビの下の方、不思議と見覚えがありました。薄汚れた灰色の筐体。赤いスイッチ。周波数を示すLED。
それはまぎれもなく、SHARP X68000の純正ディスプレイでした。トリプルスキャンでテレビも映るスグレモノです。
偶然入った店での奇跡的なこの再会(僕は昔X68000ユーザーでした)。神の巡り合わせに興奮しました。
試合が終わりお好み焼きも食べ終わり、店を出るとき、同胞にのみ向ける親愛の微笑みを浮かべて僕は店主に話しかけました。「このモニタ、X68000のですよね」(にこり)


店主は訝しげな顔でこう答えました。
「拾ったものです」