アカデミー賞

24日夜、第74回アカデミー賞授賞式が行われました。

さて、この日記で話題になるのは当然アニメーション部門なわけですが、今年からこれまでの短編部門に加え長編部門が誕生しました。
注目の長編は大方の予想通り「シュレック」(ドリームワークス)、短編はラルフ・エッグルトンの「FOR THE BIRDS」(PIXAR)という結果に落ち着きました。
ラルフ・エッグルトンというとトイ・ストーリーの美術で有名な人で、今回の受賞作もCG作品です。長編・短編ともCGアニメが受賞というところに時代の流れを感じますね。
面白みのない結果ですが、まあアカデミー賞はこんなもんでしょう。

アカデミー賞公式ページ
http://www.oscar.com/

さて、アニメの賞といえば、国内では毎日映画コンクールに「大藤信郎賞」という部門があります。毎日映画コンクールもわりと最近(89年)から長編劇場作品向けの「アニメーション映画賞」という部門が出来たのですが、「大藤信郎賞」の方は短編の、どちらかというと非商業作品が受賞する事の多い要注目な賞なのです。
今年は2月7日に表彰式が行われましたが、アニメーション映画賞は「千と千尋の神隠し」、大藤信郎賞は「くじらとり」というジブリアニメ独り占めという結果でした。
「くじらとり」は三鷹の森ジブリ美術館でしか見られない作品ですが、こういう作品に賞を上げるのが大藤賞らしいところでしょうか。

毎日映画コンクールアニメ部門選評
http://www.mainichi.co.jp/info/eigacon02/senkou/10.html

この大藤信郎賞は1962年からの長い歴史がありまして、97年までの全30作品を収録したDVDセットが発売されているのですが、これがどうも公共機関向けのセットのようで、定価がなんと24万円!というとんでもない価格で、欲しいのですがとても手が出せません。見るたびほぞを噛んでいます。でも、いつかきっと…

大藤信郎賞受賞短編アニメ全集
http://www.eibunren.or.jp/information/ofuji.html