老人と海を見ました。

以前、日記で紹介したこともある(http://www.hatena.ne.jp/diary?mode=detail&num=126)、アレクサンドル・ペトロフ監督のアニメーション作品「老人と海」が、先日NHKで放送されていました。

時間ちょうどにテレビの前で正座して見始めたんですが、いつまで経っても始まらないと思ったら、プロ野球が延長していたんですね(笑)。これでビデオ録画に失敗した人も多いのではないでしょうか。

ガラス板に油絵。5年間かけて3万枚の動画…。その苦労たるや想像もできませんが、40分に凝縮されたその成果にはただただ感動しました。
作品の後、実際のペトロフの使ったガラス板を持ち出して、どのように作られたかを解説してくれたのも嬉しかったです。主題、背景、光の陰影、と一つのシーンに3枚のガラス板を用いているという話に感心するやら驚くやら。

ペトロフの他の作品でも「水」の描写が素晴らしいのですが、今回のはほとんどのシーンが海なので、いつにも増してたっぷり堪能できました。穏やかな海、夜の海、トビウオの跳ねる水飛沫、海面に踊るカジキの迫力…。アニメーションの持つ力って凄いなあと改めて思いました。

はてなアンテナで検索してみると、結構反響があったようです。さすがNHK!?
http://a.hatena.ne.jp/search?wd=%CF%B7%BF%CD%A4%C8%B3%A4

老人と海」公式サイト
http://www.imagica.com/VW/LF/oldmansea/

イオニアから発売されているDVD
http://www.stingray-jp.com/~pldc/view_data.php3?softid=126457

ペトロフの作品をもっと見たい人はこれ
http://www.anido.com/html-j/DVDbest-j.html